騎手

クリストフ・ルメール騎手「日本は僕の2つ目の家です」

フランスの競馬人が2つの週末を日本で過ごす。それは、まさに「日本時間」である。まずは11月30日は東京競馬場でのジャパンカップ・クラシック、そして12月7日は阪神競馬場でジャパンカップ・ダートが開催される。日本という国は、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)騎手が熟知している場所である。同騎手は数年前から母国を離れ、日出ずる国で冬を過ごしており、すでに自身の家のように感じている。

Q(パリテュルフ紙):クリストフ、日本の競走と競走馬のレベルをどう思いますか?
A(ルメール騎手):日本のコースは長さ30 cmの芝が固い地面に生えているだけで大変速い馬場です。馬場は非常によく排水してあって、めったに重馬場にはなりません。日本の人々は国際的レベルで競うことのできるヨーロッパと米国の優良な種牡馬と繁殖牝馬の牧畜資産を買収しました。彼らの種牡馬はフランスでも成功を収めました。例えばナタゴラ(Natagora)は、リステッド競走の勝馬でしかないディヴァインライト(Divine Light)の娘です。ノルマンディー[訳注:フランスの馬生産地]に少し日本の要素が入るのは、悪くないですね。その上日本では、賞金がとても高く、このことは日本競馬の良い要素が外国に流出しないようにさせています。

Q: 地の果てにおける生活においては満足されていますか?
A: 日本は僕の2つ目の家です。僕は京都近郊で栗東トレーニングセンターにそう遠くない所に、オリヴィエ・ペリエ(Olivier Peslier)騎手のマンションのすぐそばに部屋を借りています。騎乗する馬の特徴をよりよく知るために、調教騎乗もしています。そのことはリトルアマポーラ(Little Amapola)で功を奏しました。なぜなら、僕は彼女に乗った時に特徴を掴み、京都競馬場で施行されたエリザベス女王杯に勝つことができたからです。

Q: 今後数週間のご予定はどのようなものですか?
A: まず11月30日にジャパンカップに出走し、12月7日にジャパンカップダートに出走します。そして12月8日には香港に発ち、10日にハッピーヴァレー競馬場でのチャンピオンシップに出走し、14日にはシャティン競馬場でナタゴラに騎乗します。その後15日に京都に帰ります。

ウオッカは上流牝馬です
「ジャパンカップはいつもリズムがゆったりとした選抜レースで、今年はフランス馬は不在ですが、外国馬が出走することは日本馬を狼狽させます。11月30日にはダービ−馬で天皇賞3着のディープスカイ(Deep Sky 3歳)、上流牝馬であるものの時々安定に欠けるウオッカ(Vodka)が出走します。ウオッカは2000 mで最高潮に達し、前走の天皇賞を優勝しています。彼女のレベルであれば、2400 mのジャパンカップの優勝も奪取することができるでしょう。僕に関していえば、古馬で落ち着いたアサクサキングス(Asakusa Kings)がパートナーですが、前述の馬ほどは優れていません」。

By Martine Cours
[Paris Turf 2008年11月29日《Le Japon, ma deuxieme maison》]
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メンディサバル騎手、日本の地に

 2008年のシーズン終了まで後1ヵ月。イオリッツ・メンディサバル(Ioritz Mendizabal)騎手は、幸せで確信をもっている。彼は、2つ目のクラヴァッシュドール(Cravache d'Or 最優秀騎手賞)を達成すべくフランスで200勝の大台を超え、今では新しい挑戦が待っているアジアの方向を向いている。

 11月25日にサンクルー競馬場で施行されたイゾノミー賞で、メンディサバル騎手は切りのよい200勝を達成した。来年5月で35歳を迎えるバスク人騎手にとって、激しく競われたリステッド競走でフランスで200勝を挙げたことは今年がどれだけ素晴らしい年かをよく表しており、この記念すべき年にはアメリカでのG1競走優勝[アーリントンパーク競馬場でスピリットワン(Spirit One)に騎乗して制したアーリントンミリオン]と、2つ目のクラヴァッシュドールが加えられる。初めてクラヴァッシュドールを獲得した2004年は220勝という記録を打ち立てたが、それは翌年クリストフ・スミヨン(Christophe Soumillon)騎手が226勝を挙げたために破られる。今回、2008年は、メンディサバル騎手にはこの驚くべき数字を破るチャンスがあまりない。なぜなら、同騎手は12月3日にフランスを発ち、15日の夜まで戻って来ないからである。

「私は水曜日に日本に発ち、そこでワールドスーパージョッキーシリーズに参加します。すでに1度日本に行ったことはあります。フランスで非常に詰まったシーズンを過ごした後で新しいことを学びながら特に重圧がない中で乗れるのは、気分転換になりますし興味深いです」。

 彼を甘やかすであろう競馬統括機関のある日本で数日を過ごした後、彼のエージェントに確認したところ、イオリッツはアジアにとどまるらしい。エージェントのミッシェル・シャルティエ(MIchel Chartier)氏は、次のように語った。「最初からマルセイユ=ボレリーでの連続開催、ドーヴィルでの12レースの開催、12月6、7日に行われるトゥールーズでの週末開催を逃すことは分かっていました。クラヴァッシュドールの争いは最高潮に達していますので、このことは都合が悪いです。しかし今では心持ちは違い、イオリッツは彼女のカロリーヌと一緒にバカンスを取り戻そうとしています。そして12月14日は香港のシャティン競馬場でトランコ(Trincot)に騎乗します。これはフィリップ・デメルキャステル(Philippe Demercastel)調教師がイオリッツにしたプレゼントなのです。フランスに帰国すれば、ポーでルジェ厩舎の忘年会、そして18日と20日はドーヴィルでの開催があります。その後は、休みとクリスマスの用意となるでしょう。なぜなら、もし休憩を必要としている人が居るとするなら、それはほかでもないイオリッツなのですから」。
By Jacques Darmony
[Paris Turf 2008年11月28日「Mendizabal en terre nippone」]Apmil080

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